法令改正の効率的な調べ方は?チェックが必要なケースやツール利用の方法をご紹介

法令改正が行われることがわかれば、企業は自社の対応が求められる範囲を確認し、即座に対応しなければなりません。法律違反のリスクは大きいことから、法令改正の情報収集は重要なものとなります。今回は、法令改正のチェックが必要なケースや調べ方、Webモニタリング自動化ツールを利用した効率的な方法をご紹介します。

目次

1.法令改正のチェックが必要なケース

企業は、法令が改正されれば確実に情報を入手し、対応する必要がありますが、業種によって重要な法令は異なります。法令改正のチェックが必要なケースを業種別にみていきましょう。

●消費財メーカーが景品表示法の改正を確認するケース

消費財メーカーは、商品を市場に投入する際にパッケージや広告における表現、販売の際の景品提供に関して、景品表示法を遵守する必要があります。
景品表示法は、商品やサービスの取引に関する不当な景品類や表示による顧客の誘引を防止するため、一般消費者の利益を保護することを目的とした法律です。消費者を誤認させるような不当な広告をしたり、消費者の判断を誤らせるような過大な景品を提供したりすることが禁止されています。自社商品が抵触しないように、法改正や違反事例はタイムリーに確認する必要があります。

●製造業・建設業などが労働安全衛生法の改正を確認するケース

労働安全衛生法はほぼすべての事業者が労働者の安全と健康を守り、労働者にとって快適な職場環境形成を促進するために制定された法律です。製造業や建設業などは機械による作業や危険物・有害物の取り扱いがあるため、特別な規制が設けられているものもあります。また、今まで行っていた作業に安全教育が義務付けられることもあります。社内の教育実施には時間や手間もかかるので、早めに情報を集めて、準備時間を設ける必要があります。実際に労働災害も多い業種であることから、労働安全衛生法の遵守は重要となります。

●ECサイト運営事業者などが特定商取引法の改正を確認するケース

ECサイト運営事業者は、特定商取引法において通信販売の対象事業者に当たることから、遵守する必要があります。
特定商取引法は事業者による違法、もしくは悪質な勧誘行為を防止し、消費者の利益を守ることを目的とする法律です。氏名などの明示の義務付けや広告規制、クーリング・オフ対応などのルールが規定されています。
違反すれば業務改善の指示や業務停止命令・業務禁止命令の行政処分の対象となるほか、一部は罰則の対象にもなるとされています。

2.法令改正の調べ方

企業にとって、法令が改正される情報を知ることが、リスク回避のためにも重要なことです。そのためには、日ごろからの情報収集が重要になってきます。そこで、法令改正の一般的な調べ方を紹介します。

●官公庁などの公式サイトの利用

以下のような政府や各府省が国民向けに発信しているサイトで法令情報を確認することができます。

日本法令索引
国立国会図書館が運営。法令や法案、法令の改廃経過、法案の審議経過等の情報を検索できるデータベースです。

インターネット版官報
独立行政法人国立印刷局が運営するサイトで、官報のインターネット版です。法律、政令等の官報情報がPDFで無料公開されています。

厚生労働省法令等データサービス
厚生労働省がまとめている法令検索サイトです。厚生労働省所管の法律、政令、省令、告示等や、訓令、通知、公示等を検索できます。

e-Gov法令検索
デジタル庁が運営しているサイトで、憲法・法律・政令・勅令・府令・省令・規則といった法令を検索できるデータベースです。二次利用が可能なXML形式でも提供されているため、データとして保存したい場合なども有効です。

●情報検索サイトの利用

法令改正情報が一元的に扱われている情報検索サイトで、知りたい法律についての改正情報を確認する方法です。更新があるたびに情報検索サイトに情報が集約されるので、最新情報を検索によって取得することができます。

●有料サイトの利用

有料の法令検索サイトもあります。有料サイトでは「判例」「法令」「文献情報」「法律雑誌」などを閲覧することができます。図書館によってはこういった有料データベースの閲覧ができる場合があるので、近くの図書館に訪れるのも有効です。

●Webモニタリング自動化ツールの利用

法令改正情報が掲載されるWebサイトに対して、自動でツールがモニタリングを行い、更新があれば通知を受けられるWebモニタリング自動化ツールを用いる方法です。中には、更新があればメールなどで通知を受けられる便利なサービスもあります。

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●紙媒体での検索

最後に紙媒体での検索です。こちらは発行日時点での情報が掲載されるため、リアルタイムな法改正には対応ができません。また、調べる上での効率も良いとは言えませんが、過去の法令を調べるときには有効となる場合もありますのでご紹介します。

・法令集
法令集は現行の法令・条文を全て掲載したものです。改正があったページを差し替えることができる「加除式」となっているため、ほぼ最新の情報を得ることできます。以下の二つは100巻以上にもなる総合法規集で、収録範囲が最も広いものです。

『現行法規総覧』
衆議院法制局と参議院法制局が編集しており、現行法令が掲載された総合法規集。

『現行日本法規』
法務省により編集された、現行法令が掲載された総合法規集。

・法令全書
法令全書は独立行政法人国立印刷局から発行されており、明治18年に創刊された歴史ある月刊誌です。創刊前である慶応3年以降の内容が収録されているため、慶応3年から官報が創刊された明治16年までの内容を調べるときには向いていると言えます。

3.Webモニタリング自動化ツールでできること

Webモニタリング自動化ツールのうち、更新のたびに通知が受けられるツールは特に法改正を知るのに便利といえます。

●Webモニタリング自動化ツールの法令改正の調べ方

法令改正を知るために利用するには、まずWebモニタリング自動化ツールに、法令改正情報が更新されるWebサイトを登録します。登録は複数可能であり、正確で信頼のおける情報が掲載されるWebサイトをいくつか登録します。

ツールが自動で定期的に巡回し、更新を確認します。更新がされていなければそのまま何も起こらず、更新がされていれば、メールなどで通知を受けられます。

更新された箇所が自社に関わりのある法令改正に関する内容であれば、法令改正の情報をいち早く入手できることになります。

●Webモニタリング自動化ツールのメリット

Webモニタリング自動化ツールを法改正の調査に利用する一番のメリットは、その更新情報を手軽に、いち早くキャッチできることです。手動で複数の情報サイトを確認するのは大きな手間と時間がかかる上に、確認頻度も増やせば増やすだけ負担が大きくなります。ツールを利用することで、大幅に手間・時間を削減し、早期の更新情報の入手が可能になります。さらにヒューマンエラーによる更新見落としのリスクもなくなります。

実際に、Webモニタリング自動化ツールを導入した企業様は、法改正の情報収集を手作業によって2~3時間かけていたところ、30分に短縮することができました。 さらに、ツール上ではどこが更新されたのかの確認も一目で見てわかるため、見落としのリスクもなく、確認作業も効率化しました。空いた時間はコア業務に充てられるようになり、生産性向上にも寄与しました。

Webモニタリング自動化ツールは法令改正を調べるのに便利で有益な方法といえます。

4.まとめ

法令改正の情報を見逃すことや遅れて知ることは、企業にとって大きなリスクとなり得ます。日ごろの情報収集の効率化と精度向上、コスト最適化のためにも、Webモニタリング自動化ツールの活用をおすすめします。

キーウォーカーでは、「CERVN(サーブン)」というWebモニタリング自動化ツールを提供しております。Webサイトの差分や更新情報を自動で取得してお知らせすることから、法令改正の情報収集にも適しています。更新された箇所のわかりやすさには定評があります。詳細は、サービス紹介ページでご確認ください。

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