【厳選】Webクリッピングツール6選|特徴や費用相場をご紹介
デジタル化の進展により、Web上に情報があふれる現代。
企業の広報・PR担当者にとって、自社が掲載されている情報の収集をWeb上から行うことは容易ではありません。そこで活用されているのが「Webクリッピングツール」です。Webクリッピングツールは、必要な情報を自動的に収集し、日々の業務をサポートします。
しかし、数多くのツールが存在する中で、どれを選べばよいのか模索している方も多いのではないでしょうか。本コラムでは、Webクリッピングの基本から、厳選した6つのツールの特徴や費用相場について詳しくご紹介します。さらに、キーウォーカーの「CERVN」を活用した導入事例を通じて、実際の運用イメージをお届けします。情報収集の効率化を図りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
1.Webクリッピングとは
Webクリッピングとは、インターネット上に公開されているさまざまなメディアから、企業が必要とする特定の情報を収集することです。広報活動において「クリッピング(clipping)」という言葉は、もともと新聞や雑誌の記事を切り抜く行為を意味していました。しかし、デジタル化が急速に進む現代では、その範囲は大きく拡大し、テレビやWebメディア、さらにはSNSなど、多岐にわたる情報源からデータを収集することを指します。
Webクリッピングは、企業が市場動向を把握したり、競合他社の動きを監視したりするために役立っています。特に、SNSの普及により消費者の声がリアルタイムで反映されるようになった現代において、Webクリッピングツールを利用することで、企業は膨大な情報の中から必要なデータを効率的に抽出・分析し、戦略的な意思決定に役立てることができます。
例えば、企業が自社に関連するニュースや口コミを迅速に把握することで、ポジティブな情報を広めるだけでなく、ネガティブな情報に対しても迅速に対応することが可能です。このように、Webクリッピングは、現代の広報戦略において欠かせない役割を担っています。
2.Webクリッピングツールのご紹介
ここからは、代表的なWebクリッピングツールをご紹介し、それぞれの特徴を詳しく解説します。
●ELNET
ELNETは、新聞約100紙、雑誌約30誌、WEBニュース約1,500サイトから必要な記事を探し出し、朝一番に配信するクリッピングサービスです。このサービスの最大の特徴は、著作権の許諾済みであることです。紙面イメージそのままに記事を届けることで、社内での情報共有が迅速に行える点も魅力です。
参考:クリッピング・記事検索サービスのELNET | 新聞記事・雑誌の切り抜き・スクラップならELNET
●日経スマートクリップ
日経スマートクリップは、日経各紙や全国紙、専門紙を含む100紙以上の新聞、約30誌の雑誌、約1,500サイトのWEBニュースを対象としています。このサービスは、新聞社など著作権者から記事共有に関する許諾を得ているため、権利確認や許諾申請の手間を省き、著作権侵害のリスクを抑えることができます。
参考:日経スマートクリップ - 企業広報のクリッピング業務を効率化
●Desk One
Desk Oneは、全国紙や産業経済紙、スポーツ紙などの記事を企業ごとに最適なフォーマットでクリッピングするサービスです。早朝3時から前日の夕刊と当日の朝刊記事をクリッピングし、毎朝始業前に専属契約のバイク便で指定場所へ配達します。記事には媒体名や日付表記のラベルを付けて納品し、要望に応じて台紙貼付や版下作成も可能です。さらに、指定のニュースサイトの目視検索や、60分前までの朝のニュース番組を始業前に取得できるサービスも提供しています。
参考:新聞・雑誌のクリッピング、広報効果測定・報道分析のデスクワン
●PR Analyzer
PR Analyzerは、TV、新聞、雑誌、Webをはじめ、Xの言及数と口コミ内容にも対応する広報・PR効果測定ツールです。クリッピングから分析までを一元管理できるため、広報活動の効果を正確に把握することが可能です。多様なメディアを網羅し、PR活動の成果を客観的に評価するための強力なツールとして、多くの企業に利用されています。
参考:広報・PR効果測定ツール | PR Analyzer | リーチ数・広告換算費を自動計測
●PRオートメーション
PRオートメーションは、30以上の機能を搭載し、PR業務を幅広く支援する広報DXツールです。プレスリリースの配信本数に制限がなく、1,500件以上の配信先から選択して配信できるほか、デジタルPRプラットフォームと20以上の提携サイトへ自動転載されます。クリッピングやレポート作成は自動化されており、業務の大幅な効率化に貢献します。メールの既読やSNSのシェアといった指標を備え、正確かつスムーズな効果測定が可能です。
参考:広報の悩みを解決するとっておきのミカタ|PRオートメーション
●CERVN
CERVNは、Webページの更新情報や差分情報を自動で検知し、通知するWebモニタリング自動化ツールです。最大30,000URLまで登録可能で、複数のメディアサイトや目視ではチェックしきれないほどのページ数をモニタリングできます。キーワード指定や特定のURL配下のチェックもできるため、競合サービスの調査や、自社の商材やサービスに関するリサーチを行う際に、プレスリリースだけでなく、ユーザーレビューなど第三者の意見を探している方におすすめです。
3.キーウォーカーのWebモニタリング自動化ツール「CERVN」の導入事例
最後に、Webモニタリング自動化ツール「CERVN」を導入してサイトのモニタリングに活用しているお客様の事例をご紹介いたします。
●東京建物株式会社さま
CERVNの導入で水害ハザードマップの確認・更新業務を大幅に効率化!
6時間かかっていた確認作業を1時間に短縮
明治29年の創業以来、総合不動産デベロッパーとしてオフィスビル、マンション、商業施設、ホテルをはじめ、大規模な都市開発や海外事業など、幅広い事業領域を展開してきた東京建物株式会社様。
住宅業務統括部では、不動産取引時において、お客様への事前説明が義務化されている、水害ハザードマップの調査業務を効率化することを目的としてCERVNを導入しました。
―導入前の課題―
開発する分譲マンション「Brillia」ご購入されるお客様に、水害ハザードマップにおける対象物件の所在地を説明しており、各自治体の水害ハザードマップが更新された際に、情報を更新しているが、取扱い物件数が多く、首都圏・関西圏・九州含め200以上もある水害ハザードマップのページを目視で確認しており、また、更新されていても更新箇所が分からずに自治体に電話をかけて確認することもよくあり、確認作業自体が大変は業務だった。
―キーウォーカー(CERVN)を選んだ理由―
自社内のRPAを利用するか、CERVNを利用するかで検討していたが、行政のページは統一感がないため、RPAでは構築が難しく、コスト面からも導入は難しかった。
CERVNはプラグインなどのインストールが不要で、毎月の価格が明確である安心感があり、また、機能面でも「Webページの更新チェックを自動化したい」という要望にぴったりとはまっていた。
―導入後―
目視で確認していた頃は月6時間程の作業だったが、CERVN導入後は更新箇所がわかるので1時間に短縮でき、作業も簡単になった。
作業時間を6分の1に短縮できたので、チェック回数や、監視対象を増やすことができたことに加え、別用途で法規チェックもできるようになった。
懸念していた見逃しについても今のところ無く、順調に運用ができている。
●TIS株式会社さま
「パートナー企業様との強固な関係作りに向けて約80社の更新情報をタイムリーに取得」
CERVNの導入で日々の能動的な情報収集が可能に!
TISインテックグループの中核企業であるTIS株式会社様は、創業から50年以上にわたりITのプロフェッショナルとして、ビジネスを支える基幹システムから、高い競争力を生むアプリケーション、さらにはシステムの基盤となるプラットフォームまで幅広く提供しているシステムインテグレーターです。
品質革新本部/ビジネスパートナー推進部は、パートナー企業様との関係構築や、新たなパートナー企業様の開拓を行い、それを事業部門へつなげていく役割を担っています。
その中でパートナー企業様の情報を能動的に収集することを目的としてCERVNを導入しました。
―導入前の課題―
パートナー推進のためパートナー企業様の動向・強み・得意分野をいち早く把握し、事業部へ繋げていくことを一つの施策として考えていたが、Webサイトから手作業で調べていると非常に時間がかかってしまい非効率だった。また、今までは直接お会いした時にしかパートナー企業の情報を得ることができなかった。
そこで、今まで受動的であった情報収集活動を能動的に行っていくため、いち早く情報を把握し、タイムリーに事業部へ伝えられるようなツールを探していた。
―キーウォーカー(CERVN)を選んだ理由―
能動的に情報収集を行っていくため、パートナー企業様のホームページをモニタリングできるようなツールを探し、色々なツールを見た中で、「ホームページのモニタリングがしっかりとできること」と「画像比較で差分箇所が見やすいこと」「キーワード検知ができる」など求めていた機能が備わっていたものはCERVN以外なかった。
―導入後―
主要パートナー企業様は約80社あり、その情報をタイムリー且つ網羅的に情報を把握することができるようになりました。
●アネスト岩田株式会社さま
「時間をかけずに質の高い市場調査を実現」
CERVNの導入でスピーディーなマーケティング活動が可能に!
「真のグローバルワン・エクセレントメーカー」となるべく、「お客さま第一主義」の下、世界の市場ごとのお客様ニーズにお応えするために、最適な組織体制づくり、人材育成を進めているグローバル企業のアネスト岩田株式会社様。
今後更にサービスの質を向上していくため、効率的にマーケティング活動を促進していくことを目的としてCERVNを導入しました。
―導入前の課題―
特に何か明確な課題が顕在化していたわけではないが、以前からより市場調査や競合調査などに力を入れてマーケティング活動を促進していきたいと考えていた。
―キーウォーカー(CERVN)を選んだ理由―
どのような方法で調査を行っていこうか考えていた際に、まずはWeb上でいろいろな情報を収集しようと思い、効率的に調査が出来る方法はないかと調べていたところ「Webサイトの更新情報を検知」する方法を知った。
Webで詳細を調べたところCERVNが最初に出てきて、「更新検知」「Webモニタリング」「差分検知」などのいろいろな情報を得てから他のツールも調べたが、「機能がこれだけなんだ…」というツールが多く、CERVNが行いたい調査に関する機能を網羅しているように感じた。
また、あまり費用はかけられなかった為、スモールスタートで始められる料金体系もとても良かった。
―導入後―
市場の最新情報等をいち早く各事業部に共有出来るようになった。
特許関連の更新情報も収集していて、スピーディーに今後の対応や打ち手などを考えて動けるようになっている。また、国内だけでなく、海外サイトの情報も検知ができるのもありがたい。
4.まとめ
本コラムでは、Webクリッピングの基本から厳選したツールの紹介をしてきました。
Webクリッピングは、効果測定や競合分析、トレンド把握に欠かせない役割を担っています。
特に、Web上で膨大な量の情報がやり取りされる現代では、クリッピングにかかる時間やコストは年々大きくなっているため、効率化を図るためにも、専用ツールを活用することをおすすめします。
キーウォーカーのWebモニタリング自動化ツール「CERVN(サーブン)」は、Webサイトの更新情報を自動で取得し、お知らせするツールです。差分を一目で確認できるため、目視チェックによくある見落としを防止することができます。またキーワード指定もできるので、自社商材のクリッピングだけでなく競合調査にも便利に活用できます。
Webクリッピング含め、企業の調査業務を自動化して効率化するCERVNに関する詳細は、ぜひダウンロード資料をご覧ください。
無料ダウンロード資料
「Webサイトがいつ・どこが更新されたのかが分からない」
「大量のWebサイトをモニタリングしたいけどリソースが足りない」
そんなお悩みに応える、Webモニタリング自動化ツール「CERVN」のダウンロード資料です。
CERVNの特徴や、豊富な機能、導入事例、料金など、Webサイトには掲載していない情報までこの一冊に集約!ご興味がある方はぜひ無料でダウンロードしてみてください。