Webサイト更新を自動通知する方法をご紹介

ビジネスや情報収集などの普段の行動において、常に最新情報を確認するのは必要不可欠です。そのために、特定のWebサイトが更新されていないか日々モニタリングしている人も多いでしょう。そうした中、Webサイトの更新をいち早く知り、最新情報を素早くキャッチアップできる方法があるのをご存知でしょうか。
今回は、指定したWebサイトの更新を通知する方法をご紹介します。

目次

1.Webサイトの更新を通知するメリット

指定のWebサイトの内容の更新を、自分の端末などに通知することには、次のようなメリットがあります。

1-1 情報収集の作業効率化

競合他社や業界ニュースなどの情報収集を随時行っている企業は、Webサイトの更新を通知することによって情報収集の作業効率化が期待できます。わざわざ目視でWebサイトを一つずつ開いて更新情報をチェックするだけでも手間と時間がかかります。またWebサイトによっては、更新箇所が一目でわからないケースや、更新されているかだけでなく、細かいところの更新内容も把握したいケースがあるでしょう。

そのような場合に、Webサイトの更新を通知することで、「更新されているかどうか」を確認する工程がなくなり「更新されている内容」のみのチェックに留められるメリットがあります。

1-2 情報発信リスクの低減による心理的負担の軽減

よくアフィリエイトサービスを運営する企業や、アフィリエイト記事を作成する企業で行われているのが、アフィリエイト記事の更新チェックです。また一般企業でも、現在はSNSで自社の商品のことに言及している内容をチェックすることがあるでしょう。

自社にとって不利益となる情報が世の中に広がるリスクを低減するためにチェック業務を行っている場合には、Webサイトの更新通知を設定することで更新した時だけチェックすればいいので、確認回数が削減でき業務効率化につながります。そして、それだけではなく、「見落としてはいけない」というプレッシャーによる心理的負担も軽減できます。

1-3 競合他社の経営方針などのスピード感が求められる情報の収集に役立つ

ビジネスにはスピードが求められ、最新の情報収集に努めなければなりません。競合他社の経営方針の更新について、Webサイトを通じてチェックしている企業にとって、Webサイトが更新されたタイミングで通知を受けることができると、情報獲得のスピードが上がり、自社の対応速度の向上にもつながります。

2.Webサイトの更新を通知する方法

Webサイトの更新を通知する方法には、現在、無料ツール、ブラウザの拡張機能、有償の専用ツールを使用することの3つの方法があります。それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

2-1 無料ツール

無料ツールは、インターネット上で無償提供されているツールです。誰もがダウンロードして利用することができます。

一番のメリットは、無料で手軽に使える点です。

一方で、デメリットは機能に制限がある点が挙げられます。
例えば差分チェックの際にテキスト間比較のみしかできず、画像やHTMLはチェックできない、Webサイトが更新された通知が来るのみで更新箇所がわからない、登録できるページが限られているなどの問題が起きることがあります。また無料なので動作保証がなく、重要な情報が更新されていたのにもかかわらず、不具合で通知が来なかったといったケースも起こり得ます。
また、セキュリティ上のリスクも挙げられます。近年、悪質な拡張機能がマルウェアを勝手にインストールしたり、トラッキングしたりするケースもあります。またブラウザの挙動が遅くなることもあるため、長期的に安定して使えないこともあります。

2-2 ブラウザの拡張機能

ブラウザの拡張機能として、Webサイトの更新を通知してくれる機能が存在します。ユーザーはそれを拡張機能として追加することでブラウザの一機能として利用できるようになります。

メリットは、ほとんどの拡張が無料で使える点です。手軽に拡張機能を追加するだけでWebサイトの更新を通知することができます。

デメリットは、無料ツールのデメリットに加えて”ブラウザ依存“になるため、他のブラウザを使うと拡張機能が使用できない、会社推奨のブラウザには拡張機能が無いといったこともあります。

2-3 有償の専用ツール

有償の専用ツールは、Webサイトの更新を通知する機能を持つ製品として販売・提供されているソフトウェアです。

メリットは、有償であるということから動作保証や信頼性の面で安心であることが挙げられます。また、ツールによっては、Webサイトの更新通知だけでなく、テキスト・画像・HTMLの差分チェックができる機能や、どこが更新されたのかをわかりやすく画面キャプチャで示す機能、2万以上ものWebサイトのURLを登録できる機能を持つものもあります。見落としは許されないケースでも、安心して利用できます。
また、専任の担当者や、操作方法や自社に合った活用法の提案といったサポート体制もあるので、安心して導入ができます。

デメリットは、有償であるという点でしょう。費用対効果が得られるかどうか導入前に検討するのをおすすめします。

3.Webサイトの更新通知ツールで出来ること

有料のWebサイトの更新通知ツールでは様々なことが出来るので、機能の例をご紹介します。

●URL登録でWebページの更新を自動メール通知

更新通知を行いたいURLを登録しておけば、自動メール通知を受け取ることができます。そのため、更新されていないWebサイトをわざわざ確認しに手間がなくなります。

●登録したキーワードでの検知

登録したキーワードを含むページ更新があった場合に通知することができるので、アフィリエイト記事などで法律に触れるキーワードの検知や、特定の商品・サービスの検知も簡単です。

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●ページの深さ指定

登録したURLを起点に、配下のURLを自動で登録することができます。そのため、未登録の新しいページが追加された場合でも、見逃すことがありません。

4.Webサイトの更新通知ツール導入による活用例

Webサイトの更新通知ツールの中でも、有償の信頼のおけるツールを導入した結果、成果が出た活用例を3つご紹介します。

4-1 アフィリエイトサービス会社のアフィリエイト記事のチェック

●課題
あるアフィリエイトサービスを運営する会社では、アフィリエイターのブログ記事や紹介内容について、法令違反になっていないかのチェックを行う必要があり、日々モニタリングを行っていました。

特に薬機法に抵触していないかどうかを調べるのは心的ストレスがかかる作業です。対象ページは少なくとも数千ページにも及ぶため、人力でチェックするのは不可能でした。またページの更新通知だけでなく、特定キーワードでの検知や更新箇所の比較なども必要でした。

●導入効果
そこで有償のWebサイト更新通知ツールを導入しました。選定したのはURL数を最大30,000件登録できるうえに、差分検知については画像キャプチャでわかりやすいツールです。
結果、ページチェック時間が減少し、週に1回、3~5人で行っていたチェック作業が、毎日、1人での対応が可能に。人件費が削減できたことで、費用対効果も得られました。

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4-2 ECサイトの競合情報の収集

●課題
あるECサイトを運営する企業は、競合のECサイトのサイトチェックを定期的に行っていました。しかし対象が50サイト、各20ページ、計1,000URLといった膨大な数であったため、人力での確認には限界がありました。

●導入効果
そこで有償のWebサイト更新通知ツールを導入しました。以前は1ヵ月に1回、50サイトを確認していたところ、導入後は80サイトを毎日チェックすることができるようになりました。また更新があれば検知できるようになったため、業務効率化につながりました。
競合サイトの更新情報を正しく検知することができるようになったことで、競合の施策を見ながら行動に移すことができ、機会損失防止に役立っています。

4-3 行政業務の入札情報の取得

●課題
ある企業では、国や自治体等の公共団体、公益企業に対する入札情報や申請情報、補助金情報などをタイムリーにキャッチアップしたいというニーズがありました。
しかし膨大なカテゴリ数に加え、月間50件以上もの調査となるため、目視では負担が大きい作業です。繁忙期は月間100件以上、年間では600件以上を毎日、人の目でチェックしていました。

●導入効果
有償のWebサイト更新通知ツールを導入した後は、地方自治体の入札や補助金に関するページを登録しておけば、自動でサイトチェックを行えるようになりました。情報開示や更新のタイミングでアラートメールが来る仕様です。

結果、毎日数時間かかっていた作業は、アラートが飛んできたときにチェックするだけで済むようになったため、タイムリーに迅速な対応ができるようになりました。

5.まとめ

Webサイトの更新通知についてご紹介しました。業務上、更新通知を得ることが必要な場合は、便利で信頼のおける高機能なツール利用をおすすめします。

キーウォーカーがご提供するWebモニタリング自動化ツール「CERVN(サーブン)」は、Webページの差分・更新チェックを自動化できる便利なツールです。
15分間隔でWebモニタリングの時間設定ができ、素早く更新情報を検知できるうえに、アラートメールで即時対応が可能です。

操作も容易で、差分も画面キャプチャ比較でわかりやすく確認可能です。また最大30,000URLを登録できるため、大規模なチェック作業に最適です。

ぜひお気軽にお問い合わせください。

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