CERVNの導入で安定的なリアルタイム市場把握を実現!
営業も後手なし、プロダクト戦略立案精度も向上!

株式会社ACES様CERVN導入事例インタビュー

株式会社ACES 執行役員 中川 周様

AIアルゴリズムを活用し、属人化している人の知見や業務をデジタル化する「AIトランスフォーメーション事業」を展開する株式会社ACES様。
「シンプルな社会」の実現を掲げ、事業品質のさらなる向上を目指す中で、競合調査の効率化を目的にCERVNを導入いただきました。
今回は、導入前の課題や導入後に得られた成果についてお話を伺いました。

AI SaaSを軸に属人性を解消し、DXを推進

1. はじめに、事業内容や業務内容についてお聞かせください。

中川様弊社は、「アルゴリズムで、社会をもっとシンプルに。」をビジョンに掲げ、アルゴリズムを用いて事業開発を行うAI事業会社です。最先端のAI技術、特にDeep Learningなどの技術を用いて、これまで属人化していた「ヒトの知見や業務」をデジタル化し、幅広い産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。主に「DXパートナーサービス(主にAIに関する受託開発を行う事業)」と「AIソフトウェアサービス(AI SaaS事業)」の二つの柱で事業を展開しております。

その中で私は「AI SaaS」事業の自社サービス「ACES Meet」のプロダクト責任者を務めており、その戦略立案を担っております。

限られたリソースで直面した、競合動向把握の課題

2. 導入前に業務上課題となっていたこと

いつ頃から課題となっていたか、当初はどのように対応されていましたか?

中川様「AI SaaS」事業では、顧客が求める価値と自社が提供できる価値を合致させ、さらに競合他社が提供できない独自の価値、つまりバリュープロポジションを整理した上で、実際の事業戦略を立案しています。バリュープロポジションを整理しようとPJTを推進している段階では徹底して競合情報の収集を行えますが、戦略立案後のプロダクト開発や事業推進フェーズに入ると、リソースが限られているためどうしても競合モニタリングの優先度が下がり、日々の情報収集が疎かになっていました。
その影響は営業活動にも「競合他社が既に機能を備えていた」といった失注理由が散見される形で表れたりしており、競合動向を継続的に把握する必要性が浮き彫りになりました。
一方で、限られたリソースで日々の競合モニタリングを行うことは難しく、効率的な情報収集の仕組みが求められていました。

トライアルで実感した期待以上の成果

3. キーウォーカー(CERVN)を選んだ理由

何と比較検討したか、比較検討の際に迷ったことは何か、また迷った事に対し解消した理由、最終的に選んでいただいた理由などをお聞きできればと思います。

中川様CERVNを導入した決め手は、目的達成がシンプルにでき、期待通りにプロダクトが動くことでした。競合の動向を効率的にウォッチしたいと考えていたタイミングで、CERVNをご紹介いただき、「まずは試してみよう」と申し込みました。

実際にトライアルで使用してみると、初期設定さえすれば、運用リソースはほとんど必要なく競合の動向をモニタリングできるようになりました。競合に動きがあればタイムリーにその情報を社内で共有することで、定期的な戦略の見直しの際にも競争環境の前提を揃えるのに今までより効率的にできることが分かりました。さらに、競合情報はテキストだけでなく、Webサイトの画像までモニタリングできる点も、単なるテキストデータでのモニタリングに留まらず、より深い競合分析が可能になると感じ、正式に導入を決定しました。

情報をリアルタイムで共有し、戦略をより確度の高いものに

4. 「CERVN」を利用した後の効果

例えば、今までは目視で〇〇分かかっていたが、CERVN導入後は〇〇分減少することができたなどお話しいただければ幸いです。

中川様CERVN導入によっての最大の変化は競合の動向を把握していないことで発生していた、バッドサプライズがなくなったことです。以前は、営業部門の失注報告や商談中に予期せぬ競合の情報が入り、対応が後手に回ることがありました。しかし、CERVNで取得した情報をSlackに自動連携し、リアルタイムでチーム全体に共有するようになったことで、こうした事象は解消されました。

また、競合の動向を継続的にウォッチできるようになったことで、次の施策やアップデート内容も予見できるようになり、戦略立案の精度も向上しました。以前は戦略策定後に情報収集が停滞していましたが、CERVNのデータをもとに仮説を裏付け・確認できるため、より確度の高い戦略にブラッシュアップできています。

5. 「CERVN」の良いところ

CERVNの良い点・気に入っている点などお話しいただければ幸いです。

中川様CERVNの良い点は、大きく分けて三つあります。
まず一つ目は、画像の変化も含めた更新箇所がキャプチャでわかりやすく表示されることです。単なるテキスト情報だけでなく、WebサイトのデザインやUI/UXの変更も確認でき、どこが更新されたかを社内で共有する際も一目で把握できるため、非常に便利です。

二つ目は、導入と運用の容易さです。初期設定は直感的に行え、サポートを利用せずにスムーズに運用を開始できるため、リソースの省力化にもつながっています。

三つ目は、サービスの安定性と効率的な情報フローです。CERVNは定期的に自動で競合の動向を監視し、更新情報がない場合は通知が来ない仕組みになっているため、必要な情報だけを漏れなく受け取ることができます。サービスの停止も今まで一度も起こっておらず、継続的な競合モニタリングができていなかった課題をしっかり解決してくれています。

6. キーウォーカーの評価

中川様CERVNには非常に「安定している」という印象を持っています。
まず、プロダクト自体が極めて安定的に稼働しており、これまで動作が不安定になったり大きな不具合が発生したことはありません。私たちもSaaSサービスを提供しているので、24時間365日を安定的に稼働させることの難しさは良く理解できているので、凄いことだと感じています。
さらに、営業やサポートの対応も丁寧で、こちらの要望に対して柔軟に応えていただける点も安心材料です。

総じて、プロダクトの品質と会社としての姿勢の両方から、信頼できるパートナーだと感じています。

「ACES Meet」の会議解析の精度向上で企業DXを加速

7. 今後の展望

今後さらに取り組みたいことなどをお聞かせください。

中川様弊社のAI SaaSプロダクト「ACES Meet」の今後の方針は、より広く会議データを取得・活用し、AIによる解析精度をさらに高めることです。ACESならではの安定性や高度な技術力を活かすことで、会議ツールとしての精度を向上させ、より付加価値の高いサービスを提供します。これにより、企業のDXを一層加速させていきたいと考えています。

本日は大変貴重なお話をお聞かせいただきまして、ありがとうございました。